■ ITmedia +D Games:あの存在感ある筐体が装い新たに――「アフターバーナー クライマックス」稼動開始
(ITmedia +D Games,10/19)
5月に発表されたアフターバーナークライマックスが、ついに稼働開始らしいです。
私は小学校の頃、近所のゲーセンでスペースハリアーとアフターバーナーとアウトランには激しく熱中したものです。
そうそう、SEGAのゲームにはカチンコの裏技が使えなかったような記憶があります。
アフターバーナー・・・懐しい
当時からかなりの時間が経過しているため、画質は大幅に上昇しているのは誰の目にも明らかでしょう。
ただ、あのときのドキドキは絶対に得られないと思う。
それは、ゲームでのリアルなビジュアルに感性が慣れてしまったからという理由もあるだろうし、リアルであるが故に想像する楽しみが無くなったということもあるのかもしれません。
でも、個人的に一番大きな理由は、周囲の環境が変わったことです。
当時のゲーセンは危ないニオイがしていました。
今のゲーセンでもカツアゲ(懐かしい響きです)や未成年の喫煙はあるだろうし、風紀が整った場所とは言えないのかもしれない。
でも、あのころのゲーセンはそれだけじゃない、何か独特な雰囲気がありました。
当時は、メーカー直営以外に経営しているのが暴力団関係であることも多く、その影響なのか店内が薄暗いゲーセンが多かった。
上にもちょっと書いたカチンコでの無料プレイをしているところを見つかって、パンチパーマのおじちゃんにめちゃめちゃ怖いお叱りを受けたこともあります。
また、ゲームをするにはパチスロのメダルみたいな特殊なプレイメダルの購入が必要な店も結構ありました。
このメダル、実は決められたレートで現金に還元できる、賭け花札や賭け麻雀のアーケードゲーム用に採用されていることが多かったんです。
近所のゲーセンでは100円で3枚プレイメダルが購入できたんですが、アフターバーナーはゲーセンの花形で、プレイメダルが2枚必要でした。
そのプレイメダル、なんと500円硬貨と同じ大きさで、巷の自動販売機で500円の代わりに本当に使えたりしました(やってたとは言ってないですよ!)。
暗くてちょっと先も見えない店内、目つきの悪い大人たちがくわえるタバコの煙、賭け花札のゲーム筐体を叩いて店員ともめている声。
それら非日常的な雰囲気の中で塾をサボってプレイするアフターバーナーは、ゲームの楽しさだけではない、独特な高揚感を私に与えていました。
そう、あの感覚は絶対に得られない。
それは私が年をとったからでもあるし、暗くひずんだ部分がゲーセンから消えてしまったからでもあるんです。
時間がないくせにやりたことが山積みです。