■ 山田祥平のRe:config.sys なまら重くね?
(PC Watch,10/27)
> 高校生の女の子が、毎日15kgものカバンを抱えて通学しているのだ。
> この学校では、毎日、1限から7限までの授業があるそうだが、弁当などの雑貨を
> とりのぞき、授業のための、教科書、参考書、ノート類だけにしてみても12kgあった。
15kg!?
それはちょっとありえないでしょ・・・。
私の高校時代のカバンの中身は、
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・ パン
・ 弁当
・ Tシャツ
・ 柔道着
・ 筆箱
・ ルーズリーフ
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道着メインで2kg前後だったと思います。
教科書や辞書は、部室に全部放っぽりなげてました。
よく紛失して、テスト前に友達の教科書コピーしてたのを思い出します。
で、社会人になってからの携行品はというと、
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・ 手帳
・ ファイルバインダ
・ ノートパソコン
・ ノートパソコン電源アダプタ
・ 各種インストーラディスク
・ USB<>232Cケーブル
・ 232Cストレート<>クロス変換
・ カテゴリ5UTPケーブル+JJジョイント
・ カテゴリ5ストレート<>クロス変換
・ 外付け2.5インチHDD
・ 10/100baseTX 8ポートHUB
・ 5mメジャー
・ プラス / マイナスドライバ
・ 携帯オートドライバ
・ スピードレンチ
・ 電源オス3ピン<>2ピン変換
・ 200mmインシュロック
・ 硬質リュック
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12kgくらいいってます。
どう見ても普通の社会人じゃありません、本当に(ry
> たとえば、学校指定の教科書や参考書、辞書などのリファレンス類がすべてデジタ
> ルコンテンツとして出版され、ノートPCにそれらを入れて持ち運び、授業のノートも
> PCで記録するようにすれば、彼らのカバンの重量は、弁当を入れても2kgを切るか
> もしれない。
~略~
> 大事なことは、明日からでもできるようなことが置き去りにされていないかというこ
> とだ。
> 教育の現場において、PCを活かすということが、教える側の都合で、偏りを起こして
> はいないだろうか。
これは高校生の立場からみたら助かることかもしれないし、カバンが軽くなることには素直に喜ぶと思います。
じゃあ、実際に勉強する、という立場からするとどうなんでしょうか。
すべてPCで授業が行われていくと、自分の手でものを書くことがなくなります。
情報を処理する場合、手書きやオペレータに頼る方法は効率の悪化につながりますが、記憶と経験の蓄積を主役に考えたとき、手書きに勝る方法はおよそ無いんじゃないでしょうか。
データ処理と勉強は違います。
たしかに昔ながらの勉強方法だけに固執しないで、どんどん効率的な教育を試行していってほしいというのは同感ですが、その途中段間で失敗した方針の授業を受けた生徒たちがいるとなると、それは不憫です。
ゆとり教育とか・・・どう考えても失敗策ですよね?
現状維持という方針は、単に先生や教育委員会がコンピュータを採用することにおっくうなだけはなく、考えたあげくのことなのかもしれません(そう思いたいです)。
時間がないくせにやりたことが山積みです。